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No.25 奴こそは甥っ子 |
2004.
2. 20 |
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私の甥っ子は現在3歳。極近い所で暮らしているせいもあり、遊び相手をすることもある。(‥しなきゃいけないときもある。)
遊び盛りの3歳男児ということもあり、はっきり言って遊びの相手はなかなか骨が折れる。一切することや予定がない時だったり、甥っ子の相手をすることが仕事だったり、それが自分の人生課題に置いていたりしたなら、もっと彼の遊びの相手にも身が入るだろうが‥、そうはいかない現実。
自分の人生目標に向けていざ今日も頑張るゾ!と思うときにドタドタと小足ながらも大きな足音を響かせて奴が来る。
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「う〜ん‥。」とりあえずなまくらな返事をかえしてみるが、そう簡単には相手は引き下がらない(こういうところは見習いたい)。甥っ子の「あそぼ!」要求に、丁寧に断ってみたり、無視してみたりするのだが、やがてこちらが根負けや悪気を感じて折れてしまうのだ(これだから駄目なんだろうね)。
そうなると、私はもはや彼の遊びの奴隷だ。アレコレと変わる甥っ子の指示・要求通りに動き、その相手役を務める。ときには繰り返し・繰り返し・繰り返し‥同じプログラムが続くこともある。そんな時間がいつまでも永く続いていると「う〜俺は何やってるんだー‥、もーこんなことしてる時間は無いはずなのに〜。」という気持ちから自責の念が湧いてきて、一層辛く悲しくなってくる。
しかし、遊んでいるときの甥っ子の活き活きとした笑顔といったら‥。
〔もし明日、自分が不慮の事故で死んでしまうとしたら、その死に際に見るという人生の走馬灯の中で、どちらの自分を悔やむだろうか‥。今日こうやって甥っ子と遊んだ自分?遊ばずに自分の仕事をしていた自分?〕そう思うと「こんな時を過ごすのもいいもんだナ。」と思えて、豊かな気持ちになれるのだったが‥。
「痛っっ!!‥こら!硬いものは投げちゃだめだって。」「チガウ。」「違わないのっ!もう遊んでやらないぞ!」「ちがうもーん。」〔やっぱりこいつは小悪魔だ‥。〕 |
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